R32スカイラインGT-R レストア&チューニング奮戦記のことなら、是非当サイトを参考にして下さい(^_-)-☆

最新の情報

ついに足回りをNISMOに変えた。

久々のアップ。

先月、中国出張に行ってる間をうまく利用して、ついにR32GT-Rの足回りを部分的に交換した。

交換内容は、フロントのアッパーリンクとテンションロッド、リアはサブフレームから一体を全部。もちろんHICASユニットもオイル滲みが出てたので新品に交換。
交換したアームは全てNISMO用。

実は当初、乗り心地の点からメーカー純正品を希望してたのだが、なんとリアのロワーアーム(Aの字のウィッシュボーン型のやつ)「だけ」が欠品していて再生産時期が不明とのこと(なぜその部品だけ?)。そこで日産のサービスマンが機転を利かし、NISMO製をどこからか調達してきた。通常、メーカー純正品以外は装着しないものだが、19年落ちの名車に限ってはそんなものは関係なく柔軟に対応するようだ。できるのう、お主。

更にリアデフもオイル滲みがあったのでオイルシールのみ交換。デフ中身やLSDの磨耗状態についてはユニットを開けないと解らないが、これはパワートレーンをNISMOのR2tuneにバージョンアップする時(GT-R用のR2チューンはR32~R34用までほぼ同スペックになる)の同時施工で問題ないだろう。どうせ今は330ps程度しか出てないし。ていうかNISMOもいつの間にかR1エンジンをモディファイしてR2エンジンを作っていた。常に進化するからやはり信頼感がある。

ともかく、これにより、リアの未交換部分はコイル&ショック、デフ周りのみとなった。コイル&ショックは、今やっている東京モーターショー2011で、オーリンズ(OHLINS)がアイバッハのコイル入りショックを出品してるから、何とか安く入手する交渉もしくはルート開拓をしに行く予定。

他にもワシが扱っている商材を売り込むチャンスでもあるので、東京モーターショー2011は趣味と実益を兼ねられそう。

話を戻すが、因みに今回、お試しでVsepc用フロントブレーキ導風板を取り付けてみた。しかしまだ車高が高すぎる為、フロント導風口からの風がうまく当たらず、効果の程は不明。

やはり、オーリンズのアブソーバーで車高の自然ダウンをするのが一番いい。標準仕様でフロント40mm、リア25mmダウンとなる。
因みにR32GT-Rのメーカー標準最低地上高は135mm。これが40mmダウンだと95mmになり、車検上の最低地上高90mmをパスする。OHLINSは実に絶妙なセッティングをしてくれる。さすがプロ、としか言い様がない。参考までに、現行35GT-Rの最低地上高は110mm。あれより低い構えになるようだ。

今回から写真掲載を開始してみる。というか今までデジカメすら持ってなかっただけだが(笑)今の携帯はデジカメの性能を上回っている事に気付いたので。

HIDヘッドライトについて

ここ最近、HIDライトがかなり安くなってきている。ただし、安く大量生産ができるようになっただけで、耐久性は価格次第、というものでもあるが。

しかし、価格次第、とはいえ、工夫次第で耐久性は何とかなる、という事を学んだ。

実は一昨年あたりからHIDに変えた。

しかし。熱による耐久性問題、更にバルブ形状が特殊であるが故の点灯不安定さがかなり続いた。

R32GT-Rは、「熱対策」これがあまりできてない設計。もっと判りやすく言うと「熱対策=前方から風をたくさん当てれば冷える」という理論しかまだなかったバブル時代の産物。

しかし今の熱対策は「前方から当てる+後方に効率よく空気を抜く」でなければ冷えない、という事が判っている。

その設計前提がない時代の車は、どう頑張ろうがボンネット内の全ての箇所で高温になる。

更に、HIDでも、バラストとイグナイターが一体型のものは、自身の熱によってバラストが壊れやすい。そんなものを高温のボンネット内に入れる事自体、無茶と言えば無茶。

というわけで、2年間の間に3個もバラストが壊れた。要するに、高温車には廉価なバラストは不向き、という事。Blitz製とかを装着する方が絶対にマシだろう。

しかし今年、その廉価メーカーから改良型バラストが出た。イグナイターが外出しになった。バラスト本体も薄く小型になった為、熱による耐久性は多少向上しているかもしれない。

また、もう一つの問題として、ライトの形状がある。

R32中期型以降のプロジェクターランプは、H1型だが、ソケットにはめ込んで燈体に装着するようになっている。しかし、こんなおかしなアダプターを使ってるのは後にも先にもこの車種だけ。今考えると、なんて汎用性のないアホな設計だろうと疑問に思うのだが、当時は画期的だと設計者は思ったのだろう(笑)

おそらくこんなおかしな設計にした理由は、助手席側の燈体周辺の設計にあると思う。

運転席側はバッテリーを外せば何とかなるが、助手席側は何せ異様に狭いのだ。ライトを交換する時に燈体ユニットの穴の奥が全く見えない。だからアダプターユニットにしたのだろう。ていうかエンジンルーム設計考えろ、と思うが。そしてその狭い原因は純正のエアクリーナーの存在。キノコにすればいい、と思うかもしれないが、ただでさえ熱対策ができてないボンネット内で熱気を吸い込むなど、正気の沙汰とは思えない。

学校で理科の時間、まじめに勉強していた人は分かるだろうが、吸気温は極端に低い(4℃)方が充填効率が高まるのと、ミスファイアやノッキングを起こしにくい。つまり、温度が低い方がパワーも出るし燃費にもいいのだ。

ではライトユニットを外せば、と思うが、助手席側はおいそれとは外せない。なぜなら、4本あるネジのうち、1本だけがキャニスターの下側についており(そもそもキャニスターをなぜラジエターの真横につけたのか謎)、タービンへの取り回しパイプが真後ろに迫っていて、手が入らない。そしてまたこのキャニスターがまた簡単に外せない。いや外そうと思えば外せるのだが、熱でプラスチックが劣化しており、ホースを外そうとするとキャニスターのパイプが折れる可能性がある。

実は今回、いつもの車屋に依頼して助手席側を外してもらった。しかし彼らもかなり苦労していた。よくある方法としては、床板を外し、バンパーを外す、という大掛かりなものだが、そんなのめんどくさい上にジャッキに載せるのがまためんどくさい。結局、とった方法は、

・エアクリーナーの上側パイプを外し、少し上方にずらす

・タービン取り回しゴムパイプを外す

・キャニスター上側パイプを折らないようにゴムホースから慎重に外し、少し浮かせる

・これで手が入るので、ライトユニット下側ナットをラチェットと長いレンチで緩ませる

もちろん、ウィンカーレンズ側のネジは外すが、ざっとみてこれだけの手順が必要であり、それなりの工具も必要である。しかもこれを一人でやるのはかなり時間を要する。

車屋が2人がかりで2時間かかり、ようやく助手席側ライトユニットが外れた。工賃1万円也。まあ当然だろう。

しかも今回、やっと汎用のR32用H1アダプターが出たので、今までのアダプターをライトユニット内部から外し、取り替えた。こんな事はユニットを外さないと絶対に無理。しかしこれでほぼ全てのHIDランプがつけられる事になる。

コツをつかんだとはいえ、もう二度と助手席側ライトユニットは外したくない。これはR32のオーナー全員が口を揃えて言ってる。

GT-R マフラー②

そこで、32GT-R用マフラーを調べる。
さすがに昔の型なので、対応マフラーの選択肢はあまりない。
条件は
1.軽量化を考え、なるべくフルチタン製
2.消音系(音だけだと見掛け倒し大王になる上に近所迷惑でむやみに敵を増やすのは得策ではない)

となると、
①フジツボ
②トラスト
③ワンオフ製作
の中から選択する事になる。

②のトラストは探してみたが、斜め出し砲弾型タイプの下品なものしかもう製作されていない。
まず見た目と音の効果ありき、ではなく、「性能を追求したが上での生じる音」でなければ意味がない。
しかも、消音効果が高いからと言ってヌケが悪い、というわけでもない。
後部のタイコは空力上もオーバル型の方がまし(詳細は空力部門にて記述)なので、砲弾型しか作ってないメーカーは論外。
ましてや斜め出しは、後でリアアンダーディフューザーの取り付けも考えているので、めちゃくちゃ邪魔。
①のフジツボはタイコはオーバル形状のものがあったがチタン製ではない。
で、チタン製はタイコがこれまた下品な砲弾型しかない。
どうしようか、と悩んでいた時、あるサイトで、小さな町の板金屋でフルチタンワンオフ製作、という顛末が載っていた。
価格はそんなにせず、排圧はメーカー製より更に低減、当然オーバル型タイコで、音も動画で出ており、そこそこ悪くない。
これがいいかも。
メーカーものは「ある程度までの妥協した満足感」しか得られないが、突き詰めたいなら「ほんものの職人」がやはり頼れる。

GT-R マフラー①

NISMOのR1エンジン、排圧の低いマフラーでないと本領の性能が発揮できない、との事。
NISMOのサイトでは標準マフラーでの出力グラフになってはいたが、それでも燃費を考えても本領発揮させた方がいいに決まっている。

って事は、先にマフラー変えろってか。

マフラーは、どこかの車検対応の社外製品が購入時からついていた。
以前のtypeMはフジツボ製のものだったが、こいつは一体どこ製なんだ?という感じ。
音量は控えめで(それでも家族には家の中でも帰宅したのが判ると言われたが(笑))悪くないが、エンド部分はともかく、通称タコ足(エキゾーストマニホールド:各排気バルブから出た排気管を1つに集合させている排気管)とフロントパイプは純正の細いのしかついてなかった。
なんだよ、これも見かけ倒しかよ!という感じ。
前述のホイールだけ変えた見かけ倒しと同じだが、どうしてこうも性能まる無視で金をかけるやつが多いんだ?と疑問に思う。

そもそもマフラー交換とは、排圧低減が目的であって、タコ足とフロントパイプから交換しないとマフラー交換の意味は全くない。

しかも装着するなら軽い方がいいに決まっている。
GT-Rの前後重量比は57:43。
理想的な運動性能が前後同じ~42:58という事を考えても、今のままじゃアタマが重たいったらありゃしない。
という事は単純に考えて、ホイールベースの中間(つまり運転席座面)より前はとにかく軽い方がいいのだ。
なのでタコ足からフロントパイプのチタン化は尚更絶対条件になる。
見かけ倒しなんかに金をかけるつもりは毛頭ないのだ、完璧主義のワシとしては。

R32の日常④~過労死したブレーキマスターシリンダー~

少し前の冬のこと。
GT-Rで道を走ってたら、前方に駐車してあったCUBEがウィンカーも出さずに少し動き出し、こっちがかなり接近してるにも関わらずそのままいきなり発進した。
ウィンカーも出さないようなアホなので、当然後方確認もしてない。
「またしても後ろを見ないバカタレが」と思いつつ急ブレーキを踏んだが。
R32は止まらない。
え?
止まらない。
なぬ?
ガンと踏み増ししたらなんと底まで踏み切った。
げ?
仕方なく、2速シフトダウンしつつサイドブレーキとステアリング回避。
どうにかギリギリで止まった。
「何考えてんだこのボケ車!」と思ったが、そいつはまる無視して走り出す。
こんないい加減な危険ドライバー、最近すごい増えている。
ったく、こいつもどうせ教習所卒業だろう。教習所卒ってこんなレベルのバカがいて困る。。。。

そもそもワシは、実は教習所なんて行った事がない。
全て、公安委員会の試験場で一発合格してる。
ただし、20年前に駐車やりすぎの取り消し、期限切れ失効とかあって3回取り直ししてるが(笑)
因みに2回目取り直し時は東京の鮫洲だったが、あそこは技能試験レベルがかなり甘い。
でも初回と3回目はそこじゃなく、日本一技能試験基準の厳しい、神奈川の二俣川の試験場で一発合格、なのだ。
ただし初回受験時の練習は、神奈川の豪邸に住んでる友人の庭で左ハンドルポルシェターボで練習したので、初回のみ仮免は死ぬほど落とされたが(笑)
当然なのだが、ハンドルは逆だわ、試験車両はエンジンパワーが超非力だわ、クラッチはスカスカだわ、シフトレバーもスカスカ、ポルシェとは勝手が違いすぎ…
それでも、クランクやS字、方向変換、坂道発進での失敗は皆無なだけまともだった。
しかし少なくとも、教習所卒の技能レベルでは、公安委員会試験場は何度受験しても合格は無理である事は間違いない。

くだんの衝突回避も、通常なら事故になってただろう。
しかし、試験場卒業だけじゃなく、レース出場経験もあるワシには回避動作は大した問題じゃない。
問題なのは、ワシのような人間の技量に擁護されて事故を回避できたにも関わらず、それすら瞬時に忘れ、今日もどこかの空の下でボケ運転をかまし続けるふざけたドライバーの存在だ。
ああいうやつは、早晩人を轢くだろう。あるいは他の車を壊すだろう。運悪く居合わせた被害者が哀れでならない。

しかしほんとに死ぬかと一瞬は思った。
とはいえ、ブレーキが底まで抜けるワシの車もどうよって感じ。
なので、サイドブレーキと、マメなシフトダウンによるエンジンブレーキだけを頼りにどうにかいつもの修理工場まで持っていった翌日。
3分の2くらい来たところで、なんとかなりの雪が。
ここまで来ると、試練の連続じゃなくいじめに感じた。
雪の日に、なんぼスタッドレスとはいえ、後輪だけで止まるのってどうよ?(笑)
それこそ、普通なら搬送不可能だろが。

マスターシリンダーが壊れてる、この種の車では普段ではそうありえない珍しい、との修理屋のおやじ。
推測では、数年間以上放置プレイ状態だった走行距離の少ない車を、ワシが買っていきなり年間4万kmとか走行させれば、あちこち急に不具合が出るからだろう、との事。
今回は暫定的に汎用部品にしたが、ブレンボに交換すると性能不足なので、いずれnismoでレース強化用大型シリンダーに交換しようと思う。
結局は、高い部品の方がくたびれにくいし。

しかし…
神は、個々の技量の応じて、本人が超えられない試練は与えないというが、いくらワシが技術でカバーできるからって、こういう試練ってどうよ?
けいけんち上げても何にももらえないし。

ページ 1 / 812345»...最後 »